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デジタルは関係性を削ぐものではなく可視化するための有効手段

まさに今、コロナによって働き方の変わり目に立っているわけですが、Beforeコロナまではアナログで成り立っていたところに、いざデジタルを活用した働き方へ移行するとなると壁も生じます。例えば「人となりを知る」ことができないというイメージを強く持たれる印象があります。そのような観点についてGoodpatch Anywhereが取り組んでいること、そして、どの企業であってもデジタルを活用することで有益となり得る部分に触れて終わりたいと思います。

デジタルで働く中で「人となりを知る」ことはできるのか

一説によると人が仲のいい状態になる、つまり心理的安全性が担保されるには400時間も一緒にいる必要があるそうです。

非常に長い時間を共にしなければならないわけですが、僕たちは可能な時間はボイスチャットをつなぎっぱなしにしておき、作業時間を共有するといった、様々な工夫をしています。
何かを話すことが前提ではなく、黙々と作業をしながら、たまに「ここ、どうなっているんですか?」と声をかけ合います。このように「おーい」と呼んだらすぐに「はーい」と返ってくる状況をオンラインでも作っておくことは非常に有効です。まるでオフィスで机を並べて作業をしているかのような空間を生み出すことができるのです。

また、人となりというのは、きちんとコミュニケーションを取れば必ず分かるものです。ZoomやDiscordのようなデジタルツールだから互いの気持ちや空気が分からないということはありません。
そこにアナログとデジタルの差はないと感じています。
これまで多くのパートナー企業とプロジェクトを進めてきましたが、これまでデジタルに馴染みのなかった方でも1週間もあればこの環境に適応できていますし、プロジェクトが終わる頃にはデジタルツールを使うことで合理化・効率化できる利点を感じてもらえています。ですから、デジタルに対して必要以上に構えたり懸念したりする必要はないことは強く伝えたいです。

デジタルを活用することで情報格差を減らす

次に、デジタルを活用することで会社や働き手にもたらす有益な効果についてです。まず、Goodpatch Anywhereではミーティングをする際にZoomの録画機能を全てONにして、その日に録画したミーティング全てをGoogleドライブにアップロードしています。参加できなかったメンバーは動画を見ればいいし、後から何かを言った、言わないというのを避けるためにも「全てを記録に残す」という方法は有効です。

チームでKPTなどの振り返りもデジタルホワイトボードmiroやFigma上というツールを使用し行います。これにより、全チームの過去2か月分ほどのふりかえり情報が全て可視化されますが、そうすることで「あのチームは付箋の量がすごいな。言葉を細かくかみ砕いて説明しているんだな」というような部分も他チームのメンバーが自然と学べるようになります。きちんと自身の目で見て、比較をすることで「他のチームと何が違うのだろう?でも、ここは自分たちのチームらしさなのだから、このままで大丈夫!」と言った自信や納得につながり、学びの量を膨らませていくことになります。

また新たな取り組みとして、1on1をチームメンバー同士が自由に依頼できるようにし、それを議事録として残し、全員が見られる場所に置いておくという実験をスタートさせました。議事録を残す場所としてScrapboxというツールを使っているのですが、センシティブなところは伏せてもOKという形にしつつも、他の人がどうやって1on1を行っているのかが見えると、1on1の精度も上がりますし、メンバー同士の「知らない=不信=怖い」という感情を軽減できるとも
思うので、全体の透明性を高めることに繋がると思っています。このようなメンバー同士の多様なネットワークをいかに育てていくかと言う事に注力しています。
1on1の情報をオープンにするというと、社内の反発を受けそうにも感じるかもしれませんが、どうやったら反発のない形や怖がられない形で取り組んでいけるかというのは考えていかなければなりません。例えば僕は「お給料が下がるような利用をすることは絶対にしません」ということを強調しています。ここでもメンバーとの間に心理的安全性が成り立っていればこそ有益的な実験として始めていけるのです。

コロナであったり、VUCAの時代であったりという今の状況下を生き残るためには、かつての制約や常識すらも一旦疑ってみることが必要です。そしてデジタルという変化を取り入れてチャレンジをしながら「どういうふうにすれば一番うまく運べるのだろうか」というところに立ち戻り、良い部分を全て汲み上げていくことが大事だと感じています。

僕としては、Goodpatch Anywhereを立ち上げた際に『全ての仕方がないを飛び越えて、自分の働く環境をデザインしよう』というようなことを書いているので、そのことを体現していくという気持ちでこれからも活動していきます。

関連イベント

2020年6月4日

Bright at Work ~アフターコロナでも成長する新しい働き方と組織作り~

※本記事は、上記イベントでの登壇内容を記事にしています。

登壇者プロフィール

齋藤 恵太

株式会社グッドパッチ
Goodpatch Anywhere事業責任者

制作会社を経て、2013年にグッドパッチにジョイン。代表的事例はマネーフォワード iOS(2014)やFiNC Technologies のアプリ・サービスデザイン。コミュニケーションを重視し長期的に案件に関わるスタイルで数々の組織の成長を体感、良いプロダクトやサービスを生み出す組織について研究しています。2018年10月よりリモートワークの新規事業 Goodpatch Anywhere を事業担当者として立ち上げ。
Twitter:@qnoub

関連サービス

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