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イベント

4月26日、Nagatacho GRIDにてリモートワーク(テレワーク)をテーマとしたエンジニア交流会が開催されました。
リモートワークにおける働き方についてのノウハウ共有や、エンジニア同士のコミュニケーションを目的とした、当イベントの模様をレポートしていきます。

司会の方よりイベントのプログラムが説明され、イベントスタート。
イベント前半は「俺のこだわりリモートワーク」というテーマで、4名の登壇者による発表が行われ、後半はイベント参加者が自由にコミュニケーションできる交流会となっています。

この日イベントに集まった30名ほどの参加者に向けて、下記の順で4名がLT(ライトニングトークの略。5分間のプレゼンのこと)を実施。リモートワークに取り組む上でのノウハウやメリット・デメリット、チームビルディングやコミュニケーションで気をつけることなどをトークします。

・EDGE株式会社 小中さん
「EDGEのスクラムチームによるリモートワーク活用法」

・ 株式会社ガイアックス TABICA事業部 三谷さん
「リモートワークの始め方」

・株式会社ガイアックス 技術開発部 金田さん
「リモートワークで上がるQoL」

・株式会社ガイアックス セキュリティ室 情報処理安全確保支援士 藤田さん
「リモートワークとセキュリティ」

「俺のこだわりリモートワーク」LT

まずは、EDGE株式会社の小中さんによるLT。テーマは、「EDGEのスクラムチームによるリモートワーク活用法」です。

リモートワークを取り入れる上で活用しているツールは、コミュニケーションには社内SNSのairyとチャットツールのSlack、ビデオ会議アプリのGoogle Meet。スクラムにはJIRA、ソースコード管理にはGitHubを利用。

リモートワークでは、顔が見えないため相手の様子がわからないという課題があり、テキストベースで実施していたデイリースクラム(朝会)をGoogle Meetで実施するなど、密なコミュニケーションを取るために工夫しているとのこと。

また、ダラダラと仕事をしてしまうリスクを避けるため、物理タイマーを使ってポモドーロテクニック(25分間集中し、5分休憩をくり返す)を実践しているそう。

EDGE社としては、リモートワークを取り入れたいと思った人で、主体的に導入を計画し実行することや、ルールを大きく決めすぎず、トライ&エラーで小さく改善しながら進めていくという方針で、今後も生産性の向上を目指して、働き方改革に着手していくとのことでした。

続いて、株式会社ガイアックス TABICA事業部 三谷さんによるLT。テーマは「リモートワークの始め方」です。

三谷さんの開発チームでは、もともと東京のオフィスにいるメンバーのみだった体制に、福岡とベトナムのメンバーが加わったことで、リモートワークの状況が生まれたのだそう。

チームビルディングのために行ったルール作りは、工数の見積もりによる認識合わせを行うこと、メンバーの得意・不得意を把握しておくこと、ベトナム拠点との時差を考慮した定例MTGの時間を決めておくこと、仕事の始めと終わりにslackであいさつをすること。

自宅でのリモートワークのメリットは、通勤の移動がないことで満員電車に乗る必要がない、荷物が日中に受け取れる、晴れた日に洗濯しつつ仕事ができる、昼食を自炊できる、喫煙できる、など。

一方でデメリットは、自宅の電気代や水道代が上がる可能性があることや、移動しないことでの運動不足が挙げられました。

続いて、株式会社ガイアックス 技術開発部 金田さんによるLT。テーマは「リモートワークで上がるQoL」です。

金田さんは、自宅と会社のオフィス、神田にあるシェアオフィスの3ヶ所を拠点として、1年半ほどリモートワークをされてきたそう。

その中で感じた自宅作業のメリットとしては、先ほどの三谷さんのLTにもあったように、満員電車での通勤のストレスから解放されること、家事と平行できること、仕事のしやすい環境にカスタマイズできること。

また、シェアオフィスやコワーキングスペースで働くメリットとしては、普段出会えない人との交流ができること。自宅から通いやすい場所や静かな街など、働く場所や環境を選べること。電話禁止など静かな環境のため、集中して作業できること、という3つが挙げられました。

一方で、リモートワークではほとんど人と話さなくなるため、寂しいのがデメリットとのこと。メンバーと定期的に顔を合わせるため、週に1日は会社のオフィスに出社してMTGを行っているそうです。

最後のLTは、株式会社ガイアックス セキュリティ室 情報処理安全確保支援士の藤田さんによる「リモートワークとセキュリティ」。

リモートワークを行うにあたって課題となってくる、セキュリティの観点でのリスクと対策についてのトークです。

まず挙げられたのは、ショルダーハッキングや端末の盗難などの物理的なリスク。

これに対しては、不特定多数の人間が出入りするところで作業しない、プライバシーフィルタでのぞき見対策をする、端末にデータやパスワードを保存しない、多要素認証を導入することなどが有効。

また、通信内容の傍受や汚染されたDNSなどの論理的なリスクに対しては、httpsやsshといった暗号化プロトコルを用いる、VPNを利用する、FreeWi-Fiを利用せず個人や法人で契約している回線を用いるなどの対策が可能だそう。

そして、社外で1人で作業することで、内部不正の心理的障壁が下がることによる精神的なリスクに対しては、リモートでは本番環境に接続できない仕組みにする、もしくは操作の監視・監査を行うなどの対策が考えられるとのことでした。

イベント後半の交流会へ

4名の登壇者によるLTが終了し、株式会社ガイアックス 技術開発部部長の佐々木さんによる、乾杯のあいさつで交流会がスタート。

立食形式で食べ物を自由に取りながら、登壇者を含めた参加者が交流します。

当イベントでは、エンジニア同士のコミュニケーションを目的としているため、LTだけでなくこちらの交流会もメインのコンテンツです。

今回会場となったNagatacho GRIDの地下イベントスペースには、おしゃれなBARカウンターがあり、お酒もオーダー可能。カウンターでの会話も弾んでいる様子です。

エンジニア同士ならではの話題で盛り上がる中、あっという間に1時間半ほどが経過し、当イベントは盛況のうちに終了となりました。

開催場所:Nagatacho GRID(地下イベントスペース)

 

 

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